関東神経生理検査技術研究会 末永 和榮 前会長ご執筆

最新脳波標準テキスト 改訂第6版

デジタル脳波計の構造や機能を理解し、その性能を十分に発揮させるための脳波記録技術と判読技術をわかりやすく解説!

出版社 :メディカルシステム研修所
発行年月 :2020年1月
定価 :5,500円(消費税込み)

Book Review

著者のおひとりである末永 和榮 先生のライフワークともいえるデジタル脳波計の普及、啓蒙が具体的なひとつの形となった間違いなくお勧めの本です。

脳波検査はある意味で先人達の多くの実経験の蓄積によって成り立っている検査法です。1990年代以降、各医療施設で逐次実施されてきたアナログ脳波計からデジタル脳波計へのシステム移行を経た現在でも、先の背景から、必ずしもすべての医療施設でデジタル脳波計のもつ有益な機能を活用した脳波検査が行われていないことも事実です。

本書の特徴はデジタル脳波計のもつ様々な諸機能が正常脳波、境界領域の脳波、異常脳波、脳波アーチファクトなどの実際の脳波波形と共に詳細に解説さている点であり、そこが画期的です。

脳波検査に関わる医師や臨床検査技師にはぜひ本書を一読して頂き、できれば各医療施設の中の脳波検査室のライブラリに加えていただきたい1冊であると考えます。

2011年6月吉日
川崎医療短期大学 准教授 所司 睦文

本書のお求め、内容確認はメディカルシステム研修所ホームページをご確認下さい。

メディカルシステム研修所(2000年4月設立)は1950年代より三栄測器、日本電気三栄、NECメディカルシステムズといった我が国の脳波・筋電図測定技術の普及に貢献してきた医療機器メーカをルーツとする研修所です。

現在、脳神経系(脳波・脳誘発電位[ABR,SEP]・誘発筋電図)、循環器系(心電図・心臓カテーテル)、医用工学(画像診断機器・人間工学・ME基礎技術)、他の幅広い分野で教育研修を行っています。

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