関東神経生理検査技術研究会 末永 和榮 前会長ご執筆

デジタル臨床脳波学

デジタル脳波計の構造や機能を理解し、その性能を十分に発揮させるための脳波記録技術と判読技術をわかりやすく解説!

出版社 :医歯薬出版
発行年月 :2011年6月
定価 :6,200円(消費税別)
ISBN :978-4-263-22595-0
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Book Review

当会、前会長の 末永 和榮 氏(日本睡眠総合検診協会代表理事・メディカルシステム研修所臨床脳波マスターコース講師)監修、岡田 保紀 氏(メディカルシステム研修所所長)との共著、「最新脳波標準テキスト」 改訂第4版が出版されました。

本書は1998年の初版からメディカルシステム研修所の臨床脳波検査の各コースで活用されているもので、版を重ねる毎にブラッシュアップが確実に行われている臨床検査技師のための脳波テキストです。末永和榮氏のライフワークともいえるデジタル脳波計の活用方法は基より、脳波アトラスのごとく豊富な脳波波形を提示され、それぞれに詳細な解説が施されています。また、いわゆる境界領域脳波の解説やAASM(アメリカ睡眠医学会)の2007年度版判定マニュアルの採用の他、多くの特筆すべき記載があります。

臨床脳波検査の初心者、中級者、上級者を問わず、是非、一読して欲しい書籍です。

ちなみに、本書はメディカルシステム研修所主催の測定基礎コース、実技コース 、読み方コース(講師;岡田 保紀 氏)、臨床脳波マスターコース(講師;末永 和榮 氏)で標準テキストとして活用されています。A4版296ページ、一部にカラーデータが掲載されています。

2013年3月吉日
川崎医療短期大学 准教授 所司 睦文